on-ordの日記

土木遺産など、出先で見たもののメモです。

滝の端隧道(岡山県総社市秦)

高梁川右岸沿いの市道にあるトンネル。読みはタキノハタ。

総社市の「トンネル 長寿命化計画(2019年版)」によると市管理の隧道はこれ一本のみとのこと。建設は昭和57年となっているが、改修の年を指していると思われる。

昭和41年の地理院地形図ではトンネルがすでに描かれている。

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お気づきになるかと思いますが、手前にロックシェッド、

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と見せかけて橋の遺構がある。実際、そのままロックシェッドとしても機能するんだろうけど。こちらは豪渓秦橋の旧橋のもので、現在の橋は高梁川の少し上流側に架かっている。

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改めまして東側の坑門。

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中は吹付けコンクリート

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抜けまして西側の坑門。

 

短いけれど旧豪渓秦橋へ至る廃道がある。

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写真左手には石畳神社がある。行ってませんが。

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段々と、センターラインも隠れ始める。

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橋の手前で急カーブ。橋の架け替えの原因の一つと思われる。

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曲がったところでぶっつりと途絶える。いいですね。

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親柱的な物があるが、銘版は取れている。

廃道気分もおまけに楽しめるところがいい。さらに神社も参拝可能。一度で三度おいしい。

撮影:2020/11/29