県道15号川西トンネルの手前の分岐を行くとある隧道で、トンネルリストによると1920年(大正9年)の竣工だそうです。さいのたお、と読むらしい。
今昔マップで明治期の地形図を見るとちょうどこのあたりを国道である山陽道が通っている。昭和初期の地形図では、国道のすでにルートが変わっているものの、この場所にトンネルが描かれている。なので、大正時代に建設されたこの隧道は国道として整備された可能性がある。(詳しいことは調べられてませんが、こちらによると大正期の地図で国道として描かれていたそうな。)
東側坑門。一方通行なので、注意。
石ポータル。扁額はない。
振り返っての撮影。これが国道だったのかもなぁ。
トンネル内はコンクリートで巻きたてられており、補修もかなり受けている。
西側の出口付近で断面が変化。
西側の坑門は改修されている。
撮影:2021/4/10