JR津山線野々口駅の近く、国道53号から分岐し、旭川を渡る県道の橋。1976年に架設された3径間の鋼ワーレントラス橋、径間同士の上弦材が結合されている。JSCEの橋梁史年表で調べたところ、この橋は、3代目にあたるらしい。初代は1930年、橋の東にある香雲寺の寄付により架設された木桁土橋で、立地からすると野々口駅へのアクセスのためというのが大きかったのでしょう。なので、もともとは香雲寺橋といったそう。初代は1934年に流失し、1938年に2代目が架設されたようで、こちらは橋台が両岸に残っている。
西詰。
横河橋梁製作。
現橋の左に旧橋の橋台が見える。
こちらは国道側の旧橋の橋台。
東詰。
旧橋の親柱。銘板はない。
撮影:2020/11/23