on-ordの日記

土木遺産など、出先で見たもののメモです。

香麗橋(高知県香美市香北町)

 国道195号沿い、物部川に架かる鋼ランガー橋。

ここ香北町やなせたかし氏所縁の地らしく、親柱や高欄にはアンパンマンのデザインが施されている。

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南詰より。

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親柱側面にジャムおじさんがいる。他の親柱にも違う絵柄がある。

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 高欄にもステンドグラス(風?)のアートがちりばめられている。

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 橋の北詰より。橋の手前、向かって右手、旧橋があったため広場がある。

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左の壁が旧橋の橋台。中央に見えるのが旧々橋の橋台。

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対岸をよく見ると木が繁る中に吊り橋の主塔が見える。(写真では見にくいが、中央やや左より)

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撮影:2020/11/28

長岡の道標(岡山市中区長岡)

JR山陽本線東岡山駅の近くの、旧山陽道沿いにある郵便局の前に道標がある。高さは1.5mくらいはあるだろうか。

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東岡山駅は、明治24年山陽鉄道長岡駅として開業した。道標には長岡駅、と案内がある。

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手前から奥へと続く道が旧山陽道。左行きの道を少し行くと東岡山駅

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明治三十八年六月とある。翌年に、長岡駅西大寺駅へと改称されている。

ふと気づいたが、郵便ポストに長岡郵便局は開局130年とあるので、だいたい1890年ごろということで、長岡駅の開業時期とけっこう近いのか。

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👉西大寺観音  

👈長岡駅 道

下半分には四国、秩父、西国、阪東順拝為也とある。

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👉岡山玉島

👈神戸大坂京 道

下の方に願主〜、と名前が記載されている。建立に出資した人の順拝の祈願ということなのだろうか。

2021/6/8

月瀬橋(鳥取県日野郡日南町上石見)

旧街道が分岐する丁字路付近に掛かっている橋。

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橋の南詰。

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「つきせはし」とある。

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昭和七年架設。

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橋は石見川に架かる。向こうに見えるのが現県道。

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反対を見ると、もう一つ素敵な雰囲気の橋が見える。あとで見に行くこととする。

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鋼プレートガーダー橋。

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橋の北詰より。

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橋を渡ると旧街道に合流する。左向きの分岐の先に月瀬橋がある。

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さて、こちらが先ほど見えていた橋。親柱の銘板はモルタルで字が消えてしまっている名前も架設年も分からない。日南町の「橋梁定期点検」リストから推察するとおそらく「愛宕橋」ではないかと思う。リストでも竣工年は不明。月瀬橋と同じく昭和初期くらいかと思われるが。月瀬橋に比べ幅員も狭く、続く道も農道のような雰囲気に感じる。

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高欄の鋳鉄グリルが素晴らしい。

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撮影:2021/6/25

目木橋(岡山県真庭市目木)

旧出雲街道。国道181号の旧道。昭和8年竣工、近代土木遺産2800ではCランク。

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西詰。

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木製の銘板で「目木橋」とある。他の親柱には銘板はなかった。

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目木川に架かるRC連続桁橋。

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高欄の上部が補修されている。

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東詰より。

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撮影:2021/5/9

柳瀬隧道(徳島県那賀郡那賀町)

国道195号柳瀬トンネルすぐ隣にある旧隧道。大正14年(1925年)竣工とのこと。現トンネルは昭和48年竣工。

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南側の坑門。現トンネルの手前分岐を少し行くとある。

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素掘りだが、洞内の状態は良い。安定しているように見える。

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北側の坑門。中の綻びのなさからすると、老朽化という理由づけは違うような気もする。

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こちらは現トンネルの隣に見えている。

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隧道の手前に旧々道がある。

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那賀川沿いを行く旧々道。石積みの擁壁がある。

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川沿いの切り立ったところを通る。

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何かわからないが電柱がある。

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旧々道から那賀川を望む。四電の発電所が見える。上流にある小見野々ダムから水を引いているようだ。

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南側坑門に合流する手前付近。これ、片洞門ですよね。こちら側は旧々道の路面が旧道よりも少し低いようで、どうも旧道の下に飲み込まれるような線形みたい。藪が激しいのではっきりとは確認していないが。

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南側坑門側から旧々道を見る。この片洞門を見なければ、旧々道の存在に気づかなかった。

撮影:2020/11/28